『石川淳全集』完全読破 "The Ishikawa Jun's complete works"

『石川淳全集』全19巻(筑摩書房 1989-93)を淡々と読んで、記録していきます。研究批評などはしません。

2020-01-01から1年間の記事一覧

1921(T10)・1101 コント「銀瓶」

【あらすじ】 カトリック教徒の小学校教師、風間先生。天涯孤独の彼は、家も家財道具の一切を売り払い、八百屋の二階の一間で禁欲生活を送っている。ある日、その八百屋の息子が、先生が手放すことの出来なかった唯一の道具、家族との思い出の詰まった銀瓶を…

『石川淳全集』をいま読み始める。

【戦時下の遊学に倣う】 石川淳は、第二次世界大戦中を振り返り「江戸に遊学していた」と書いていたと 記憶している。 2020年4月23日(木)現在、世界はCOVID-19との”いくさ”のまっただ中である。 『石川淳全集』と取り組むという身の処し方は、小生にとって…